再開発が行われている真っただ中の渋谷の街。
今回は、渋谷駅から、マメヒコ公園通り店までの道をご案内します。

ここ数年は特に移り変わりが早いのですが、
渋谷公園通りには、まだ古い街並みの跡が残っています。

ひとり1台は持っているであろう携帯電話がある時代に、公衆電話があったりして。
もう使ってる人いないんじゃないかと思いますが、いまもちゃんと使えます。

他にも、渋谷のど真ん中にある、東京山手教会。
かつて、この教会の地下には「渋谷ジァン・ジァン」という小劇場がありました。
そこでは、ライヴやお芝居、フラメンコ、トークショーなどなど、多岐に渡るプログラムが繰り広げられてました。
美輪明宏さんや淡谷のり子さん、イッセー緒方さん、永六輔さん、…著名な方々が代わる代わる出演なさっていたようです。

2018年に閉店したマメヒコ宇田川町店は、このジァン・ジァンをイメージして作られたお店でした。
入口にはチケットカウンター、店内には小上がりのステージ、緞帳があり、まさに小劇場でした。
普段は、カフェとして営業していましたが、お芝居をやったり、映画を上映したり、音楽会、お食事会、トークショーなどなど。
ジァン・ジァン同様、多岐に渡るプログラムを催していました。

カフェ営業のときは、チケットカウンターは閉めていましたが、劇場営業になると、チケットカウンターで受付してご案内します。
受付を済ませて、中へ進むと、赤いふわふわの絨毯の上に、特大も特大のブビンガの木のテーブルがどどどーん!と占拠していて、その目の前にステージがあり、赤い緞帳がおりていました。
そして、開演すると、緞帳があがり、演目が始まるのです。

チケットカウンターから中へ進む通路の床は、木材から石へと変わります。
そのまま進んで、カーテンをくぐると、絨毯が敷かれているので、足の触感が固いものから柔らかいものへと変わり、そのコントラストが印象的でした。
40人も入れば満席になるような、決して広い場所ではなかったけれど、満席になった会場で、お客さんが大きなテーブルを囲んで、ステージを見ている、そのとっても楽しそうな光景はいまでも目に焼きついています。
マメヒコにとって、カフェでもあり、劇場でもある宇田川町店は、特別なお店でした。

いまは、宇田川町店はなくなってしまったけれど、公園通り店で引き継いで、お食事会をやったり、トークイベントをやったりしています。
傍から見たら、ただの『カフェ』のマメヒコですが、マメヒコはマメヒコです。
唯一無二のカフェを創る、そんな思いでマメヒコを続けています。

いいときもダメなときもありますが、いつでも変わらずにそこにあり続けていて、マメヒコに来ると元気が出たなとか、みなさんの日々の彩りになれたらいいなぁ。
変わりゆく渋谷の街を間近で見ていると、より、そうありたいと感じる今日このごろです。

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