2010年9月 9日

ハタケマメヒコ生活 9月9日(木):無農薬の遠藤さんの畑/アイコ

天気:晴れ
気温:18℃
湿度:68%
地温:18℃

昨日、私たちの畑のひまわりにチョッパーをかけてくださった遠藤さんは、有機農業の大ベテランさんです。
0909-1.JPG「化学肥料や薬をまかなくても作物は育つからね」
と、当然のように言う遠藤さんに、私たちは会う度に勇気づけられてきました。
さらに「うちの畑なんて雑草だらけだよ」と言う遠藤さん。
心の中で「ほんとかな?」と常々思っていた私たちは、真相を確かめようと、夕方に遠藤さんの畑を訪ねました。

 

遠藤さんは、嘘つきではありませんでした。

0909-2.JPG

ふさふさの雑草の中に、黄色いかぼちゃの花が時々見えて、足に何かあたったなと思ったら、カボチャがごろごろと埋もれていました。(上の写真もカボチャ畑です)   IMG_1428_R.JPGお、これは見たことない雑草だ。と思ったら、大豆の葉っぱでした。

0909-4.JPGすずなりに、枝いっぱいに莢がついていました。
(雑草の背が高すぎで、機械で刈り取り作業をすると絡まってしまうので、収穫はすべて手作業だそうです。)

IMG_1449_R.JPG遠藤さんの畑は、予想と期待をはるかに超える雑草の量でしたが、
土の柔らかさにも驚きました。
馬糞などの堆肥を使って、何年も何年もかけて作られた土は、黒くてふかふで、土のイイ香りがしました。

埋もれたかぼちゃも、大豆も、雑草も、みんな気持ちよさそうで、
もしもかぼちゃに生まれたら、遠藤さんに育ててもらいたいと思いました。

2010年9月 8日

ハタケマメヒコ生活 9月8日(水):さよなら、ありがとう/マイキー

天気:晴れ
気温:14℃
地温:17℃
湿度:48%

畑のページが変わるのはとても速いです。
黒大豆が上手く出芽せず、緑肥にと向日葵を蒔いたのは6月も終わりのころでした。
向日葵はすくすくと育ち、あっという間に緑一面の海になりました。

0810ひまわり_R.JPG黄色い花が咲くと、畑はぱっと明るくなり、沢山のミツバチと沢山の蝶が飛んで来ました。
日本中のミツバチがこの畑に集まってきたんじゃないかと思うくらい、ブンブンブン。
しかし、満開の向日葵は1週間で首を垂れて種を付け始めました。
0908向日葵2_R.JPGそして今朝、向日葵を緑肥にする準備をしました。
まず畑に梳き込みやすくする為に小さく刻みます。
有機農法を長年実践されている遠藤さんが、
チョッパーという機械を巨大なトラクターに載せてハタケマメヒコに到着。
0908ひまわり1_R.JPGひとからもらったんだ、というチョッパー(なかなかいい名前)という機械を、
ご自分で修理しながら丁寧に使っていらっしゃいました。
一見おんぼろのチョッパー(失礼!)はあっという間に、
ほんとにあっという間に1反の畑を更地にしてしまいました。

0908ひまわり19_R.JPGあっけないな。

こうして私たちを楽しませてくれた向日葵は、
土に戻って来年の畑を肥やしてくれるのです。
0908ひまわり23_R.JPG普通なら窒素、リン、カリのバランスの取れた化学肥料を畑にまけば、
すぐに栄養バランスのとれた畑の出来上がり。
形の立派な野菜が育ちます。
でも、これを続けていると土はごわごわになって行ってしまうのです。

無肥料で育てようと思うと、こうして他の植物の命を頂かなくてはいけません。
緑肥を梳き込めば土に空気が入り、緑肥をミミズが食べ、微生物が分解し、
やわらかな土が出来上がります。
野菜にとってはフカフカで温かい最高のベットです。

遠藤さんは有機農業がブームになるずっと前からそういう農業を実践されています。
大大大先輩です。

0908ひまわり17_R.JPG私達はまだ始めたばかり。
最高のベットとはまだまだ言い難いです。
こうして少しずつ、他の植物の力を借りながら、
何年もかけてベットを作っていくつもりです。

向日葵、ありがとう。

0908ひまわり16_R.JPGページが変わるのは速いけれど、
1冊の本を作るのには何十年もかかるのかもしれないな、
そう思う今日この頃です。 

2010年9月 7日

ハタケマメヒコ生活 9月7日(火):収穫が近づいてる/アイコ

天気:晴れ
気温:21℃
湿度:80%
地温:23℃

枝豆を刈って茹でる日々です。

IMG_1178_R.JPG

朝早く起きると、一日が長いです。
東京にいたころは、一日が短すぎて足りなくて、30時間くらいあったらいいのに、と思ったこともありました。
でも今は、24時間で十分だなと思います。
もう腰が痛いし眠いし、25時間目に突入されたところで、何もできません。

でも辛くはないです。
こんな風に枝豆が立派に育ってくれた嬉しさで、マイキーと二人、毎日顔が笑っています。

昨日のマイキーのブログにもあった通り、
枝豆以外のもみんなも、グレずにがんばっています。

0907-1.JPG金時系のお豆は、莢が茶色くなり、葉が落ち始めました。
一見枯れちゃったみたいで可哀想ですが、収穫の日が近づいている証拠です。

そして、

0907-2.JPG満開のひまわりにも、さよならの時が来ました。
このひまわりは肥料用に育てたものなので、花を咲かせた後は土に戻ってもらって、土に栄養を与えてもらわなければなりません。
いよいよ明日、知り合いの方にお願いして、ひまわりを機械でバァーっと切ってもらいます。

ひまわりのドミノ倒しみたいになるのか、どんな風になるのか、いまいち想像できません。
少し心が痛む予感。

2010年9月 6日

ハタケマメヒコ生活 9月6日(月):私たちのドラえもん/マイキー

天気:晴れ
気温:21℃
湿度:68%
地温:23℃

今日も朝5時から、せっせ、せっせと豆刈りです。
私達の愛車、商用ワゴン車に刈り取った豆を詰め込んで、
莢落としの場所まで藍ちゃんの運転で車を走らせます。

運転2_R.JPGこの愛車、いっくらでも豆が乗ります。
0906車5_R.JPG詰め込めば詰め込んだだけ、
まるでドラえもん。
0906車2_R.JPG偉い!

私たちがせっせと豆を刈ってるあいだにも、
畑の他のメンバーは雑草の間ですくすくと育っているようです。
びっくりした!!

0906スイカ_R.JPG9月にスイカ??

 

ハタケマメヒコ生活 9月5日(日):収穫/マイキー

天気;晴れ
気温:19℃
地温:23℃
湿度:68%

いよいよ今日は、枝豆の収穫です。
0905枝豆刈り3_R.JPG5月末に北海道に来て、早いもので3か月が過ぎました。
何もない大地に大豆の種を蒔いて3ヶ月。
土寄せをして、除草して、また土寄せをして、除草して。
ひたすらそんな3ヶ月でした。
その畑が、ようやく収穫の時を迎えました。

朝、5時に畑に行って、枝豆の収穫を始めました。
「絶対に育たないぞ」と言われていた大豆が、
こんなに立派な莢を付けてくれました。

0905枝豆刈り_R.JPG感無量です。
授業参観の親の気分です。
誇らしいです。

鋸ガマというギザギザのついた鎌で枝を切り取り、
莢を落とし、
コスモールの砂田さんに加工場をお借りして、
今日収穫した分の枝豆は全て茹で上げました。

0905枝豆茹で3_R.JPG熱い中、汗をかきながらの茹で作業。
0905枝豆茹で9_R.JPGゆるくない。(容易でない)
でも、茹でながらとってもうれしい。
よくぞここまで育ってくれたと、
ぷっくりと膨らんだ莢をいとおしく見つめました。
0905枝豆茹で6_R.JPG

ビギナーズラックかもしれない、

でも、
ここまで育ってくれた豆の生命力と、
大地の力と、
太陽のとてつもないパワーに感謝しながら、
畑の恵みを東京に持ち帰りたいと思います。

2010年9月 4日

ハタケマメヒコ生活 9月4日(土):あみあみ大作戦/アイコ

今日も晴天です。東京マメヒコに送ったひまわりも、元気そうで何よりです。

0904-4.JPG 「鹿を捕まえて畑の真ん中に吊るしてやる~!」と叫ぶマイキーに、
近くのファームさんが、巨大な網と長い棒を貸してくださいました。

0904-1.JPG

「小豆の畑を、網で囲ったらどうだ?」
「いや、それじゃ飛び越えるよ」
「じゃあ、小豆の上から網をふわっとかけてやったら?鹿も歩けないだろう」
「いういや、網ごと引きずって歩くわ」

網を貸してくれたファームのご一家をはじめ、米山さんご夫婦、
ついには大樹町の町長さんまで、
この『あみあみ大作戦』を必死に練ってくれました。

作戦を練っている間は、想像がどんどん膨らんで、
足が網に絡まって「きゃー」って顔してる鹿の姿が目に浮かんだりして。
正直とてもウキウキしてました。 

でも、実際作業に取り掛かかると・・・

0904-3.JPG 「網って大変だね」
「うん。これ、端っこどこ?」
「なんか、小豆がどんどん絡まっていくね」
「雑草もね」
「網って、大変なんだね」
「ね。漁師さんてすごいね」

 

網の端っこを探していたら、いつの間にか外は真っ暗になっていました。
とりあえず、なんとなく、小豆畑の淵に網を垂れ下げておしまいにしました。
引きあげようと小豆畑から出ようとしたら、
二人とも網につまずきました。

・・・。

自分たちでかけた網に自分たちがひっかかるという悲しい出来事に少し心が痛みましたが、
『あみあみ大作戦』はまだ始まったばかり。

0904-2.JPG (鹿に踏まれてぺしゃんこの小豆 ↑ )

ファイト一発。
鹿には負けません。


(追伸)
海水浴した米山さんの枝豆ですが、
いただいてみたら、やっぱり中まで塩味が浸透していて、美味しく感じました。

2010年9月 3日

ハタケマメヒコ生活 9月3日(金):プレゼント/マイキー

気温:24℃
湿度:78%
地温:23℃

来るなら来い!
と鹿に宣戦布告をし、
爆竹を左手に、チャッカマンを右手に鹿に挑んだ私達。
結局・・・昨夜、鹿は現れませんでした。

私達の殺気が強すぎたのか??
鹿の光る眼を探していたつもりが、
暗闇に光っていたのは私達の4つの小さな目だったのかもしれません。

小豆をすっかりかじられてしまうという出来事に、
すっかりがっかりしてしまった私達ですが、
少しでも気持ちを切り替えようと、
今日はお世話になっている方たちにひまわりをプレゼントしました。
(遠~くの方に見える黄色い所がひまわりの畑です。)

0903ひまわり3_R.JPGこちらに来てから、もらってばかりの私達。
私たちの畑であげられるもの・・・ひまわり、ひまわりあげよう!
ようやくお返しできるぞ。

小さなひまわりだけを集めて、
小さなひまわりの花束を作りました。

0903ひまわり1_R.JPG米山のお母さんにプレゼントしたブーケには、
近くの野原からトリカブトの青い花を少し摘んで混ぜました。
(猛毒の根っこには触ってません!)

1メートルを超えるひまわりを両手に抱き抱えて行ったファームでは、
「鹿を捕まえて畑の真ん中に吊るしてやる~!」
と叫んでいる私に、いいアイディアを下さいました。
(※実際には吊るしたりしませんのでご安心ください。)
さっそく試してみようと思います。
さあ、どんな事をするのか私達!?

2010年9月 2日

ハタケマメヒコ生活 9月2日(木):もう我慢できない/アイコ

天気:晴れ
気温:28℃
湿度:64%
地温:29℃

えー、聞こえますか。聞こえますか。
こんばんは。
本日は、マメヒコのマメ畑より、実況生中継いたします。

現在よる9時半をまわったところ。
私たちは、真っ暗(本気で真っ暗)のマメ畑の片隅に車を止めて、
その中でじーーーっと畑を眺めています。
まもなく3時間が経とうとしています。

何をしているかというと、
アイツらが来るのを待っているのです。

 

0902-2.jpgそうです。

鹿です。

もう、マイキーも私も、我慢できなくなりました。
昨日マイキーがルンルン気分で書いたブログ、みなさん読んでいただけたでしょうか?
ツンツン育った小豆の姿を見ていただけましたか?

今朝来たら、もうそのツンツンした小豆の姿は3分の2くらいに減っていました。
新芽だけでなく、実ごとパクパク食べられていました。
ほんとに、すごい勢いで食べられていて、
枝だけの姿になった小豆がたくさんあるのです。

小豆だけでなく、トマトも。(青いトマト ↓ 。半分かじって、ペッってしてあります)

0902-1.jpg「鹿にしてみればさ、そこに食べ物があるから食べてるだけなんだよね。鹿が悪いわけじゃないの、わかってるんだけどね」
優しいマイキーが悲しい顔で言いました。

私も、マイキーの言うとおりだと思う。

でも、やっぱり、いやだ。
来ないで!
食べないでよ!

食べるなら最後まで食べなよ!
ペッ とかしないでよお!

というわけで、私たちはいま、手に爆竹とチャッカマンを持って、
真っ暗(本気で真っ暗)のマメ畑の片隅にいます。

来い。
来るなら来い!

っていうか来てくれ!
3時間も待ってるんだから!!


 

2010年9月 1日

ハタケマメヒコ生活 9月1日(水):今年の小豆は/マイキー

天気:晴れ
気温:33℃
地温:32℃
湿度:58%

東京と変わらぬ暑さの中、豆は順調に成長しています。
大豆にはこの暑さがとっても良かったみたい。
どこの農家さんも豊作だ豊作だと仰っています。
「今年みたいな暑さが普通だと思うなよ。」
と、半分脅かされたりして。

さて小豆はというと・・・。

小豆1_R.JPGこれはある農家さんの小豆畑の小豆。
もう赤くなり始めています。

小豆2_R.JPG今年はなんと例年の300%の収量と十勝毎日新聞に出ていました。
ただ、数が多く実りすぎて小粒になってしまったために、
例年と収量そのものは変わらないかもという話もあります。
小豆3_R.JPGハタケマメヒコの小豆も負けていません。
地面についてしまうほど莢が下がっています。
小豆_R.JPGたっくさん実らせて東京帰りますね!
ai_R.JPG

2010年8月31日

ハタケマメヒコ生活 8月31(火):海にて/アイコ

天気:晴れ
気温:32℃
地温:30℃
湿度:52%

畑から車で15分くらい走ると、海に出ます。

今日は米山さんにくっついて、その海にやって来ました。
米山さんとマイキー、海に何かを落としてる。

0831-2.JPG

 

何かというと・・・

 

DSCN3351_R.JPG枝豆です。

私たちの畑より一足先に、今朝収穫された米山さんの畑の枝豆。
米山さんはそれを、海水に浸すことを思いつきました。

「塩味をつける、というよりはね、ミネラルを吸収させようと思いまして。」

DSCN3362_R.JPG明日の朝までこのまんま。

「枝豆も海水浴ですな。」

と笑う米山さんは、思いつくことが本当に面白いし、
思いついたらすぐに実行します。

海水浴した枝豆が、もし仮に特別美味しくなくても、特別ミネラル豊富じゃなくても、
なんていうかこういうのって、楽しくていいなと思います。

でも実際、ほんとに美味しそうだしほんとにミネラル豊富そう。。。

0831-3.JPG