株式会社セレンディピティ 2010年会社案内

 2010年5月情報

 

カフエ マメヒコを始めるときに
「そんなもの絶対にうまくいかないね」
と、みんながみんな言ったんですね。

それは遠い人より近い人ほどそう言った。

「井川、おまえはいかに間違っているか教えてあげよう」
と説いてくれる人がいるんです。
余計なお世話だなと思うけど、そんなこと言えませんから、ふむふむと聞きますね。
で、その話のほとんどというのは、まぁ、実にごもっともな正論です。

たしかにありがたい忠告なんですけど、
そんなサジェスチョンをいちいち聞いてたらシェバスチャン、
結果としては、なんにもしないほうがいいってことかよ、となっちゃう。


マメヒコは全額借金をして始めたんです。
すごい借金でした。
ほんとに失敗してたら倒産でしたよ、と税理士さんに言われましたけど、
無茶な金額を銀行の正面玄関から入って借りてきました。

「無茶はやめとけ、やめとけ」という声がありますね。
「けど、どうしてもいま、無茶をやらなくちゃいけないんだ」
という自分の声も、きちんとあるはずなんです。
ボクにはありました。
それは一言で言えるようなものじゃなくてある。
無茶ではないという確信があるはずなんです。

銀行に行ってみました。
ふふふ。
案の定、ぜーんぜん貸す気配もない。
まったくもって、皆様のおっしゃるとおり。
「ほらみたことか」。相手にしてくれません。
Tシャツにジーパンで行ったからなのかもしれないし、
顔が童顔だったせいなのかもしれないけど、
ほんとにほんとに相手にしてくれないんですね。

でもね。
あっそうですか、伝わんなかったんですねと、
ボクは、パッと考えをひっこめて帰っちゃう得意技がありまして。
そのときもじゃぁって帰ってきた。

銀行の人に豆のカフェをやりたいんです。
今までにないような素敵なお店なんですよとはなしてみても、
やろうとすることを全然汲み取ってないのがすぐわかった。

やりたいことは、熱を持ってワワワワーっと話すクセがボクにはあります。
だから、端から聞く耳を持ってないヒトというのがすぐわかる。
自分の言葉が右耳から左耳に抜けるのが目で見えるからです。

そう思ったら、いくら話しても無駄だから、とっとと帰って来ちゃうんです。
伝わらなければ、もういいやとすぐあきらめる。
そうすれば、落ち込んだりしない。という処世術を小さいときに覚えたんです。

わかってくれないなと思ったら、ぱっと帰ります。
けど、そのかわり、わかってくれる人をすぐに探しにも行きます。
はなしを聞いてくれる人に会えるまでね。
いろんな銀行に行って同じ話をする。
同じ銀行でも違う担当者に同じ話をする。
するとね、いるんですよ。

「どれどれ。なるほど。わかったわかった。つまり、これこれあればお金は足りるわけね」

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今年は3月に新宿でマメヒコ発の芝居をやりました。
「檸檬の白い帖」ていいました。
作も演出もほとんど初めてのくせに、
1000人のお客さんに見てもらうことを目標にして、
700人のお客さんが来てくれました。

今年は6月に十勝・大樹町のインカルシペ白樺にマメヒコ ファームをいよいよ始めるんです。
15アールに豆を植えて、育てた豆は今年の夏から秋にかけてマメヒコで食べられるようにする。
これは今流行の農業をやってみるとかそういうことじゃなくて、
白樺の森を守るんだよ、というほかの使命が別にあって、今やらなくちゃだめなんです。

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今年は8月に「とんかつと食パン」というモチーフで新しいカフエ マメヒコを渋谷でやります。
一つの店の中に「カフェ」と「とんかつ」と「パン屋」を作ったらどうなるかななんて。
どうなることやらですけど。これもやっぱり今じゃなくちゃだめな話です。
とんかつ.jpg
ほかにも、6月にはお茶ヒコ、8月には夏ヒコ、秋には秋ヒコ、冬には豆サミット。
ほかにも、いろんなマメヒコ本を作るんだけどとか、映画を作る話を具体的にとか。
今年は初めてのことが色々ある。

それについて、うまくいかないよきっと、
という人がいっぱいいて当然だと思うんですね。
それでいんですね。

ただ思いつきでやってるわけじゃなくて、
やるべきか、やらぬべきかと花びらを一枚ずつ抜いた挙げ句、
仕方ないやるしかないかと、やってるわけで、
なぜ今これをやるかを、
ある程度説明してわかってもらえなければ、
あっそうですか、伝わんなかったんですねと考えをひっこめちゃうしかない。
そして、わかる人を探すしかない。


それは部長だろうがアルバイトだろうが、
お客さんだろうが、家族だろうが。
前に歩いていくには伝わるだれかを探すほかないんですね。

とにかく自分が1番やりたいこと、大事にしてることでもいい、
それを人に伝えることは大事だと思います。
それを伝えて、伝える努力まではして、
それでも相手に伝わらなかったら、
あとは落ち込まないでパッと引っ込めちゃう。
なににしたっていろんなことを人は云いますよぉ。
けど、だからってあんまり気にしないほうがいんじゃないの。


一応、会社案内ですから、この会社どういう会社だろうと思って読んで下さってるんだと思います。
つまり、ボクとあなたはまだ見知らぬ間柄ですね。

もしご縁があって、お互いに働くとか、お目にかかることがあるとか、
何らかの関わりを持つそういう機会ができたときに、
お互い伝わる相手だと良いですね。

伝わる間柄とかそういうこと、仕事なんだから関係ないんだ、
遊びのつもりか、馬鹿馬鹿しい。

そういう風にボクは思えないな。
そういう考えの会社とか仕事とかって、もう終わったんじゃないの。

ということを、ここに会社案内として記しておこうと思いました。

代表取締役:井川 啓央

----------------------------------- ■ 株式会社セレンディピティ

2002年07月 設立
代表取締役:井川 啓央
資本金 1000万円

社員数 10名 ほか契約 アルバイトスタッフ10名

■ 本社             世田谷区太子堂4-17-10 世田谷キリスト教会下
■ カフエ マメヒコ三軒茶屋  世田谷区太子堂4-20-4
■ カフエ マメヒコ渋谷      渋谷区宇田川町37-11 大久保ビル
■ とんかつ喫茶 マメヒコ      渋谷区宇田川町38-1  エランビタールフクシマビル3F

■ マメヒコファーム            北海道十勝 大樹町

いっしょにやっている仲間
■ クルミドコーヒー      東京都国分寺市泉町3-37-34  マージュ西国分寺 1F

■ 売上 1億7000万円 平成22年6月実績

■ 事業内容
デジタル放送の企画・制作・運営。
番組携帯サイトの企画・制作・運営。
マメヒコの企画・運営。
演劇の企画制作。