2007年6月30日

夏の新作!豆乳寒天・生姜サイダー/ ヤス

あすの7月1日がくれば三茶マメヒコ満2周年。

 お久しぶりです、ヤスです。
一年前の卓上塩胡椒ミルラベルの文句じゃないけれど、"もう2年経ったんだ、
まだ2年しか経ってないのね..."なんて思うわけです。

 連日おかげさまで朝から夜まで、たくさんのお客さまにお越しいただいて、あ
りがとうございます。
先週はじめから、夏メニューにリニューアル。梅サイダーは梅シロップが出来る
まであと10日くらいかかりそうですが、今回はいくつかの新メニューをお話いた
しましょう。
オープン以来の根強いファンの多いクロカン(黒豆と寒天)に次いで今回はマメ
カンこと豆乳寒天
を夏のスイーツとしてご用意しました。オーナーメックが中国茶やお芝居のため
に台湾に出掛け、帰ってきたら「次のデザート"豆花"やるよ」て。そんな流れ
で試作が始まりました。
本場の豆花は甘くないそう。調べてみてもそれ自体は甘くなく、シロップがほん
のり生姜だったりするとか。
あれこれ試行錯誤した結果、おなじみ成分無調整の豆乳をお砂糖とほんのわずか
の寒天粉のみで固めました。このひんやり喉ごしのよい豆乳寒天に、マメヒコの
薄甘煮をたっぷり乗せてピリッと辛みのある生姜シロップを添えてお出しするこ
とになりました。
シロップはお好みでかけてお召し上がりくださいね。
この夏あなたはクロカン派?マメカン派?

 

ちなみにこの生姜シロップを使った夏の新作ドリンクが"生姜サイダー"です。
なんともマメヒコっぽいネーミング。響きがいいですね。子供の頃に出掛けた夏
祭りの思い出がよみがえるような...。
こちらのお味はなんとも大人なジンジャーエールです。お子さまにはちょっと辛
いかと思います。
ちなみにヤスのオススメは生姜サイダーとポークビーンズの組み合わせ。きっと
マメヒコでこれを食べれば、うだるような夏の暑さも吹き飛ぶはず。
そしてまだ解禁ならず梅サイダー。あと10日くらい経ったらきっと飲み頃のシロ
ップが仕上がる予定。それまで店内の豆棚に仕込み中で保管してますので、御覧
ください。
 では次回はお芝居も1ヶ月切ったことですし、"フォルモサショート"について
裏話も含めてお話いたしますね。

それでは三茶マメヒコでお待ちしております!

2007年6月29日

ボクの羅針盤/ 井川

渋谷店のすぐ近くで、温泉の爆発事故がありました。

お客さんの目線を失った企業、行政の不祥事が、
連日、取りだたされています。

マスコミは声高にやいのやいのとトップや企業体質を
叩き、博識者はケシカランケシカランと、
語気を荒げていますが、
ボクは少し複雑な気分でニュースを見ています。

ケシカランとあの人たちのことを。
はたしてボクは裁けるのかと。

生き残ることそのものが難しい、過度の競争原理のなかで、
最初の志しはあっという間に雲中霧散とむなしく、
マメヒコや会社がどうにも立ち行かなくなりそうなとき、
果たして、お客さんの目線を重視してやっていけるのかなと。

競争に勝つために、いや負けぬため、
いや生き延びるために、ともに戦う従業員のために、
本末転倒とわかっていながらも、
会社の利益を優先し、誤魔化したりしたのではないかと。

十把ひとからげにはできないけれど、
頭を垂れるトップの映像を見るたびに、
朝の珈琲の味が分からなくなるのでした。

芝居も一ヶ月を切りました。
いよいよ大詰めで美術制作は佳境に入ってる。
今週末からは通し稽古でほんとの仕上げです。

dscn0744_2.jpg

三茶のほうは、おかげさまで連日満員御礼の大盛況です。
いまはスタッフを増員し、総勢13名でお客様の目線に立って、
マメヒコらしいサービスを提供するよう努めておりますが、
きっと曜日や時間帯によりましては、
ご満足いただけないときもあることと思います。

ナンだよこれが噂のカフェかよ。たいしたことねーの。
とがっかりして帰られる方もおられることと思います。
いないとは思っていません。いるはずです。

マメヒコのスタッフ全員が常に気を働かせ、
細部にわたり目配りをし、
いつでも機敏な対応ができるよう心がけておりますが、
お気づきな点などございましたら、遠慮なくお申し出ください。

マメヒコ渋谷も新規スタッフの面接もそろそろ本格的に始まります。

左官、家具、照明、すべて超一流の方たちとチームを組んで、
渋谷にはまったくない新しいカフェを始められるべく、
いま最終の調整に入っています。

日比谷のザ・ペニンシュラ東京を
いま手がけておられる高山の左官、狭土秀平さんに、
今回、床や壁をお願いすべく日比谷の現場近くの居酒屋にいきました。
そこでうかがった狭土さんの仕事に対する姿勢。

そのはなしに、ボクはどれほどのため息をつき、
そして、どれほど励まされたかしれません。

今回家具をお願いするノルスクの北田さん。
照明デザインをお願いする角章さん。
ほんとに一線で活躍されているかたたちの 仕事への姿勢は、

我流ですぐに迷ってしまうボクにとっては、
なによりの、なによりの羅針盤なのでした。

渋谷は来週からいよいよ工事に入ります。
今日図面が完成しました。

2007年6月18日

袖触れ合うのも他生の縁/ 井川

渋谷店オープンまで2ヶ月、お芝居まで1ヶ月となりました。

週末の稽古は2/3まで通し稽古ができ、いよいよな感じです。
ただ、チケットは全然売れてないからね。
スカスカの舞台でやるのかと思ったら、夜中にうなされるよ。

先週はテレビのほうの採用の面接ラッシュが続いたけど、
それも今週はひとしきり落ち着き、
来週からはマメヒコの渋谷店の採用が始まります。

WEB mamehico.comのほうもやっとアップできて、
くだらないボクのおしゃべりがメインですけど、
まぁ、あちらのほうものぞいてみてください。

マメヒコ三茶も明日から夏のメニューにするから、
そのメニューの印刷もいま終えたとこ。
今回は台湾の豆花(トゥーファ)をヒントにした
デザートを考えたから食べてみてね。

・・・いまお店で働いているマメGたち。
面接に事務所まで足を運んで来れたかたがた。
・・・その中で受かる人、落ちる人。
渋谷店オープンのために関わる大勢のスタッフさん。
・・・芝居に出てくれる人、手伝ってくれる人。
声には出さなくとも、このブログを読んでくれてる人。
・・・中には読んでメールをくれる人。
お店に足しげく通ってくれるお客さん。
・・・古い友達。かつての恋人。
一緒に戦っていた戦友と呼べるあなた。

ダダダダダ、といろんなことをやっていると、
実に多くの人たちとボクは関わっていて、
こういう風にすき放題やらせてもらえているのも、
ボクのことを大目に見てくれている多くの人が、いるからだと思っています。

でも。袖触れ合うのも他生の縁というけれど、
そうして関わってくれるみんなは、
やはりなんかの縁でつながっているのだと、
この頃とても思うわけです。

たとえば。
今のボクがなぜお芝居をやったり、カフェをやったり、
映画を撮りたいと思ったり、
テレビの会社をしているのかといえば、
それは、小学校のとき、
担任だった女の先生がボクをとてもほめてくれたからなのです。

東京の小学校から仙台のはずれの
小さな小学校に転校したのは3年生のとき。
小さいながらに転校というのはとってもいやだった。

スプリンクラーのついた近代的な校庭から、
墓地に囲まれ二宮金次郎が立つ校庭に変わったのも
とてもショックだった。

でも、3,4年生と担任だった白坂久子先生は、
クラスのお楽しみ会やお誕生会をいっぱいしてくれて、
そのときの出し物(お芝居とか紙芝居とか)で、
ボクはいっぱい「面白いね井川君」とほめてもらったから、
いまのボクがあるのは間違いありません。
あのときの小学生のボクが、いまでもどこかで
ほめてもらえやしないかと、
33歳のボクを突き動かしているのです。

おととしになるかな。
履歴書を持って事務所にマメヒコの応募面接をしに
きた女性がいました。
ボクは彼女を見たときなぜだかアッと思ったのですね。
それで、唐突だけれど
「君小学校はどこ」って聞きました。
そしたら、
「仙台の通町小学校の出身です」って言う。
それは、かつてボクが通ったあの墓地に囲まれた小学校
だったんです。
彼女はボクと8つほど若いのだけれど、
ボクが白坂先生に出会い将来こういうことを続けたいなと、
思ったその年に、彼女は仙台で生まれてることになります。
彼女はボクが二十歳のときに小学校を卒業してるのだから、
同級生だったわけじゃないし関係ないといえば
まったく関係ないのだけれど、
日本の小学校の数は約24000校あるのだからね。
不思議な縁といえば不思議な縁です。

そして、そのとき面接した彼女が、
いまの三茶のマメヒコの店長をしてる恵ちゃんなのだから。
なにかの縁というのがあると思ってしまうのです。

2007年6月15日

ブログのアドレスが変わりました

ブログのアドレスが変わりました。

新しいアドレスは、

http://www.mamehico.com/mamehico/

です。

変更お願いします。

2007年6月13日

面接三昧/井川

台湾で引いた風邪がイマイチ治らない。 いまはなにを食べても味がしない。 いくら寝ても眠い。 土日は一日稽古三昧。 月火は一日求人面接三昧。


あーいつまで続くのかな。 芝居のチケット状況は当たり前だけど見通し暗い。

よろしかったら見に来てくださいね。お願いします。

渋谷はあと1500万円足らないから借りにいかなきゃなんないし、 月末から工事開始なので設計がいよいよ詰めの段階に。

あしたかあさってには。マメヒコのホームページが始まります。

またあした。

2007年6月 5日

わが社の訓示 / 井川

台湾から帰ってきたら、どっさり履歴書が届いてて
びっくりしてんの。
いやー、ほんとにね、なんだろうか。

ボクんとこの会社はテレビ番組制作会社で、
NHKの番組を作る仕事をおもにやっていて、
もののはずみで2年前にマメヒコを始めたの。
今回初めてその主たる家業のテレビ制作側の
スタッフを募集したのね。

そしたらさ。
全国から東大、早稲田、慶応卒なんかが殺到してね。
中には芝居と両立できそうなのでって、
よくわかんない動機の演劇人も何人かいるんだけど、
まっとにかく100名も応募がありやがんの。
よそのことは知らないから多いのか少ないのかは
わかんないんだけど、2、3人しか採らないのに
採用する側としては迷惑なほど多い。

それに比べてマメヒコ。
マメヒコは募集いくらかけてもほんと応募少ないの。そりゃ
マメヒコとNHKじゃ知名度が違いすぎるけどだけどさー。

マメヒコで働くのが夢なんです!!!ってヒトいてもよさそうなもんだけど。

マメヒコはいつだって人手が足りないにょ。
このままじゃ渋谷店はお店ができてもスタッフがいない。

このまんまじゃ、ボクが一人でいらっしゃいませって
言わなきゃなんないよ。
いいーの?ねー?ボクひとりなんだよ?ねっ、いいのいいのー!

60席もあるのに店員はボクしかいないんだよ。
とにかく、えらい待たせちゃうんだから。
老婆のかっことかして、
耳とか遠いフリして、目とか見えないフリしてんだからぁ。

コーヒーって頼んでから出てくるまで、
2時間もかかるんだからぁ。
それでナニ頼んでもコーヒーしか出さないんだから。
オムライスとコーヒーって頼まれても、
コーヒーとコーヒーしか持ってかないんだから。
腰とか曲がってYシャツにアイスコーヒーとか
平気でこぼしちゃって、
ばぁちゃんしっかりしなよっ、ばぁちゃん一人じゃこの店無理だよってきつく叱られちゃうんだから。

・・・なんばいいようとって、笑いながら泣くんだから。

テレビで働くことはとっても大変ですよ。
ADなんて家帰れないしね。
スタジオの近くで暮らしてるゾンビみたいなやつも
いるよ実際。
帰れよ家ーって言っても、無理っすって。
2年くらい帰らないやついっぱいいるんだから。
軽い徴兵だよ。
女の子だっていくらかっこいい彼氏いたってね、
絶対別れるよ。だって会えないんだから。

で、カフェで働くということも同じように
とても大変なことです。
帰れないんだ。やっぱり。
こんなこと書くとますます応募なくなりそうだけど、
ほんとだもの。
マメヒコを創るとはこういうことなのかと、
みんな夜討ち朝駆けで働いてる。

無論、色々とそのときそのときに求める、
マメG(マメヒコで働く女の子は自分たちのことを
こう呼んでんの)のタイプっていうのがあるから、
せっかく応募してくだすったのに、
採用をお断りすることももちろん多いんだけど。

実際、飲食業界の人手不足は深刻なんだと思う。
うちなんて生意気にも選ばせてもらってるだけ
幸せなのかもしれない。
どこのお店も募集!募集!の大合唱だもんね。

「えー、カフェもテレビもそんなに大変なんですかー?」って君に。

大変じゃないところもあるよきっと。
でもね、

いいものを創ろうと思ったら、
いい仕事をしたいと戦ってる人たちと働いたら、
それはなにかの犠牲のうえに成り立ってると思ってまず間違いないよ。

テレビなんて見てるのが一番。
カフェなんてお客としてくつろぐのが一番。
作家の倉本聰さんがこんなことを本に書かれてます。
許可もなく抜粋してしまうけど、

『たとえば泗々たる流れが一つ。
それを右岸より眺める者と、左岸より見る者、二つの部族が存在すると、とり敢えず思っていただきたい。
 右岸に立つものは批評家たちである。
 左岸に立つものは創る側である。
 流れには橋がなく行き来が出来ない。
 右岸に立つものが突然発心し、対岸に立つべく流れへ飛び込む。すると忽ち何の流れは彼の体を下流へ押し流し、ほうほうの態でたどりついた左岸は、彼の見た位置より甚だしく下流である。たやすく行きつけると思っていた対岸は、もはや見えない、はるかに離れている。
 見る現実とそこに立つことは極端な距離にはばまれているのだ。
 だから批評は、誰にだって出来る、けど現実には批評するだけさ。
 俺は川下でも左岸を行きたい。』

渋谷のマメヒコはボク一人でやらねばならないのかしら。

あっでも、そうだ。いいのがいた。

うん、ごほん、あっ、わたしが、あーえっとー、社長です。訓示ですか?あー、
えー、あー、うんとー、テレビのほうに応募してきた皆さま。
皆さまの初任地はですね、えー、あー渋谷の、NHK放送センター 近くのマメヒコというカフェ です。あまり深く考えず何事も前だけを見て、とにかく深く考えず、

深く考えずに邁進していただきたい。
深く考えない。それが和菓子屋のクッキー。
もとい、わが社の訓示にしたいと、今思いついた次第であります。

スタッフ募集

渋谷店、三軒茶屋店 スタッフ募集

□ カフェスタッフ
・勤務地: 三軒茶屋  東京都世田谷区太子堂  世田谷線三軒茶屋駅 駅前
・月給: 150,000円〜230,000円 
・職種: カフェスタッフ(ホールやキッチンという区別はありません)

□勤務時間 7:00〜24:30の間でシフト制
時間・曜日などは考慮します。

□待遇 交通費支給、ユニフォーム貸与、社員割引制度有り

※基本的に正社員としての採用です。フォームにて履歴書・職務経歴書をお送り下さい。書類審査に通った方は、応募の翌日にこちらから面接の日取りをお伝えします。

フォームはこちらから
http://www.serendipity.tv

□採用
株式会社セレンディピティ 採用担当 井川
〒225-0003 横浜市青葉区新石川2-13-18 グレースビーノ303
tel 045-905-2351 fax 045-903-6659
info@serendipity.tv

2007年6月 1日

カフエ改めチャゲイカン マメヒコ/ 井川

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台北から車で4時間。 阿里山の山奥に来てる。

2月に来て以来の二度目。 取材目的は3つ。

烏龍茶の茶摘みの様子を取材すること。
阿里山コーヒーを作ってる第一人者に話しを聞くこと。
パイナップル農家を見学すること。

前回来たよりもさらに山奥、
海抜2000メートルのこのあたりでは一部の農家が
高山烏龍茶を作りながらコーヒー豆も作ってるの。

そこでとれたコーヒー豆を選別し焙煎するまでを
今回はしっかりと見せてもらったよ。

もともと烏龍茶農家だから烏龍茶をつくる道具を
使いながら、コーヒー豆を大切に作ってる。

マメヒコのフォルモサコーヒーは一日に
2杯も飲んでくださるお客さんもいたりして
大人気のうちに終わったんだけど、
今回また仕入れたので6月下旬に期間限定でやるね。

ニューヨーク、台湾と続けて回って
欧米のカフェとアジアの茶館の違いはなんなのかなって
ずっと考えてたのね。

マメヒコは東京のカフェじゃなく茶芸館でありたいわけ。

それがなんとなくわかったのでした。