2009年5月23日

今年のお茶ヒコ2  / 日野

無心でお茶を摘む。
 
そんな体験したことありません。
集中力が問われる作業です。
なにより根気です。
 
OCHAHICO6.jpg摘んだお茶は広げて、葉に含まれている水分を減らしてしおれさせます。
葉をしんなりやわらかくさせ、水分を飛ばしていくと、爽快な香りが出始めてきます。
 
そして、茶葉を揉み、葉の細胞を壊します。
この作業もまた根気です。
1時間半から2時間かけて揉んでいくのです。
揉めば揉むほど、粘り気が出てきます。
さらにひたすら揉んでいきます。
 
OCHAHICO7.jpg OCHAHICO8.jpg
いつのまにやら手のひらは茶渋でまっ黄色。
ひとまわりくらい小さくなり、まとまるようになったら、湿度の高いところで発酵させます。
今回はこの発酵が一苦労。
 
初夏の山は夕方になるとがくんと冷えます。
ストーブをあてたり、布団くるんだりしながらなんとか発酵終了。
発酵が済んだお茶は緑色のおもかけばなくすっかり紅茶色に。
 
次は100℃前後の熱を茶葉に与え、その発酵を止めます。
 
黄緑の茶葉がどんどん茶色、黒と変わっていきます。
徐々に見慣れた、黒みを帯びた茶葉へと変化していきます。
そして、香りもどんどん変わっていきます。
葉の青い爽やかな香りから、甘い香りへ。
乾燥させながらアロマテラピーです。
 
OCHAHICO10.jpgOCHAHICO9.jpgできあがったときはすっかり夜中。
 
こうしてできたマメヒコ茶。
じっくり手塩にかけたお茶。
 
身をもって体験してみると、
茶葉の一枚も無駄にしたくない。という気持ちになります。
自分たちで摘んだお茶。
可愛い子供のようです。
 
わたしたちの気持ちも沢山込もっています。
手作業なので、お出しできる量は限られてしまいますが、
この機会にぜひみなさんもぜひ味わってみてください。

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