みなさん、こんにちは。
MAMEHICOのトモです。
今日は、工事中の御影店に棚が大きな棚が設置されました。
この棚、見覚えありますでしょうか…

渋谷・宇田川町店の舞台上にあった棚なんです。
宇田川町店閉店の際、
「この家具たちはどこへ行っちゃうの~。」と、多くのお客さまに
尋ねられました。

ずっと倉庫に保管されていましたが、
ようやく、ようやく、また日の目を浴びる日がやって来ました。
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最近、店に立っていて面白いなぁ~と思っていることがあって、
お話してみたいと思います。
カフエマメヒコでは、みなさんにお茶菓子として、
小豆の甘煮をご用意しています。
注文を承る際、念のため、お茶菓子を持ってきてよいか、と確認するのですが
その際のやりとりがなんとも可笑しいのです。
ー深煎り珈琲と、クロカンを。
ーはい。皆さまに、お茶菓子として、小豆を甘く煮たものをご用意しているのですが、一緒にご準備してよろしいですか?
ー大丈夫です。(要ります、の意味)
ー珈琲にミルクはご用意いたしますか?
ー大丈夫です。(要らない、の意味)
同じ「大丈夫」という言葉を、2回連続で聴くのですが、
1回目と2回目で意味が違うのです。
お客さんも無意識に使い分けてるし、
受け取るこちらも、無意識に聞き分けている。
(けっこうすごい、というか不思議な現象だと思う。)
この会話は、
日本人、独特のものなんだろうなぁ~と、思っていて、
いつも注文をとりながら、クスッとなります。
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最近、お三味線で、
昔の長唄を聴かせてもらう機会がありました。
昔の日本人が歌っていた
長唄や小唄、和歌なんかをみると、
いろんな意味に聞こえる言葉を使って、表現されています。
解釈するほうにも、読み解く力が問われていました。
音だって、
ドレミ…に当てはまらない、あいまいな音。
拍子のとり方も、かなりあいまい。
日本の伝統・文化は、
私が生まれる前から、どこかで、スパッと断ち切られていることが、
音楽を通してよくわかりました。
わたしの体には、
ドレミファソラシドと、
メトロノームの4/4拍子が。
当たり前のように、インストールされているのです。
小唄を聴かせてもらっても、
何を言っているのか、何の音なのか、そして、拍子すら、まともにとれない…。。。
(かなり衝撃的な体験でした…。。。)
だけど、店で「大丈夫です」を聞くと。
あいまいな表現やそれを読む力は、
場末も場末の、私たち世代にも、かろうじて残っているんだなぁ~とも思います。
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新しい店に、新しい舞台ができたら
たとえば。
日本の歴史や、伝統文化、について
みんなで考えられるような、そういうイベントをやってみたいな~なんて。
誰か、お三味線を握って、
唄を教えてくれる人がいるといいんだけど。
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「MAMEHICO が大切にしている10のこと」
□一緒に食べる
□手間暇をいとわない
□自分に関心を持て
□素直であろう
□長い目で視て考える
□過剰こそが救う
□干渉するけど監視しない
□雑を大切に
□とにかく行動を
□ブリコラージュする
MAMEHICO東京・銀座、MAMEHICO神戸・御影では、
一緒にイベントを作ってくれる仲間を探しています。