自分の生活は、自分で守る。

こんにちは!MAMEHICOのトモです。

早いもので、御影の店が開いて、1週間が経ちました。
当たり前ですが、まだまだ。「店」としてはこれからです。

箱ができて、メニューが安定して、
少しずつお客さんがついてくださって。

そうやって、少しずつ「店」になっていくのですね。

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一番長いスタッフが御影の応援に行ってしまい、
三軒茶屋の方は若いスタッフで、なんとか踏ん張っております。

先輩がいなくなって、はじめて気づくことも多いです。


ちょっと気を抜けば、店は、すぐに退化します。
「何も変わらない」ということの難しさを、痛く感じている日々です。

ぐっと踏ん張り続けて、エネルギーを注ぎ続けて。
ようやく、「何も変わらない。いつものマメヒコ。」なのですね…。。。

若いスタッフは、任されることが増え。
でも負かされてばかりで、みんな壁にぶち当たっています。

「人の成長なんてのは、急な坂道を自転車で漕いでいるようなものだよ。
全身ぐっと踏ん張って、力をかけ続けて。それでようやく少し上がるかどうか。
ちょっと足を離せば、たちまち、ずるずるっと下がってしまう。」

私がまだ新人だったころに、井川さんがかけてくれた言葉を、
今思い出して。「ほんとに、そんなものなんだよなぁ。」と納得しています。

ここ数週間、お客さまにも、
ずいぶん迷惑をかけてしまったと思います。まだまだ、至らないです。

なるべく、なるべく、
みなさんにいつも通り過ごしてもらえるように、
明日も、みんなでやってみます。

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さて、今日もるるさんから、お便りが届きましたので、
みなさんに紹介したいと思います。


ー井川さんや、いかひこのみなさんを見ていると、
私が出会った北国の人たちと、同じ精神を持ってるなあ、と思うことがあるんです。

私は、北国にアパートを借りているのですが、床下の水道管破裂が、何回かありました。びっくり。勢いよく吹き出し、下の土がびしょ濡れ。とても不安になりました。

幸い、大家さんのおじさんが大工さんで、なんでも直せる方でした。
床下にもぐったり、壁に穴をあけたり、裏庭に這いつくばったりして直してくれました。夫がその様子を見て、「憧れるなあ、自分もこういうふうに暮らしたいなあ」と言っていました。

その土地の人は、「災難は乗り越えるもの」と言います。
愚痴ひとつ言わないから、都会の人たちからは、ただのやせ我慢に見えるみたいだけど、我慢してるんじゃなくて、自分たちで動いているんだよね。

ガソリンや灯油が無くなる災難があったときも、お年寄りたちは困らなかったと。車無くても、手押し車がある。薪があるから困らない、と。それを見て、若い人たちが尊敬してね。

そういう精神があること。このまま、気づかれないまま。
そういうものは、無くなっていっちゃうのかな、と思って、下を向いていたんだけど。

でも、井川さんを知ったら。
この時代にも、まだ、しっかりあるんだ、ということに気づいてね。

いかひこのみんなも、それぞれにもがき。それでも明るく生きておられて。私は、みなさんに出会えて幸せです。


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「災難は乗り越えるもの。」

本当にそうだよなぁ、と思います。

昔の人や、田舎で暮らしをしている人は、
自然と共存するのが当たり前なはずです。

いつ、何が起きるかわからない中で、
危機と隣り合わせで生活している。

現代に生きる、特に都会に生きる私たちは、
「自分たちで、自分たちの生活を守る」という意識が、薄くなってしまいました。

会社が「守ってくれる」
社会が「守ってくれる」
ルールや制度が「守ってくれる」

随分と、受け身になってしまいました…。

「自分の店は、自分で守る。
なにがあっても、自分たちでどうにかする。」

私自身も、若いスタッフも、まだまだ、こういう心意気が足りていないです。

毎日、店に立ち、手を動かし。
壁にぶつかりながらしか、精神は育たないような気がしています。

三茶も、御影も、銀座も。
1日、1ミリかもしれませんが、みんなで1歩ずつやっていきます。

 

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