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御影の壁掛け時計

みなさん、こんにちは。

MAMEHICO神戸・御影店長のシゲです。

御影店にはアンティークの時計が掛けられている。
コーヒーカップとして使用している古伊万里の染付を用意してくださった、群馬の骨董屋さんから譲り受けたものだ。

実はこの掛け時計は2台目。
1台目はオープン前に設置してみたものの調子が悪く、今のものに替えてもらった。

あとから時計に詳しいお客さんに教えていただいたのだが、この時計はドイツの「ユンハウス」というメーカーのもので、おそらく明治時代のものではないかという事。
昔は爆薬の時限式信管も作っていて、世界最大の時計メーカーになっていた時代もあるらしい。
へー。

アンティークの時計なんて僕は触るのは初めて。
もちろんゼンマイ式の振り子時計。
なのでぶっちゃけ精度は悪い。すぐに遅れるし、気がついたら止まっていることもある。
しかも急に「ボーン!ボーン!」と鐘が鳴るときもある。
一人で夜中残務をしている時にはホラーでしかない笑

今はコスパ、コスパの時代で、そういう僕もベニヤで作られたような家具にとてもお世話になってきた。でもすぐ壊れたり、引っ越しの度に捨てたりして、ずっと使い続けているのものは全くと言っていいほどない。

しかしMAMEHICOの店内にはフェイクなものが一切ない。
家具も全て無垢材だし、床材もフローリングじゃなくて全て天然木。
今流行ってる「無機質カフェ」みたいなものとは相反している。

この時計もそうだ。
質実剛健な作りで約150年の時を刻み続けて大切に使われてきたものなのだろう。
前のオーナーさんはどんなヒトだったのだろう。
そんな想いに耽ることができるのも、MAMEHICOの哲学に触れることができたから。

シゲ44歳。この掛け時計と一緒に新たな人生を生きています。

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