みなさんこんにちは!MAMEHICOのトモです。
あっという間に9月ですね。
東京は、ぐっと涼しくなってきました。
新店舗のオープンも迫っていますが、ここに来て、てんやわんやしております。
(予定通りに楽々進むなんてこと、これまでだってないので、想定内ではありますが、、。。それでもやっぱりヒヤヒヤするものですね。)
長崎で手作りで作ってもらっている椅子。
納品が、どうも、オープンの日に間に合いそうにないのです。。。
その納品までを凌ぐ椅子、色々と考えたのですが、、、考えに考えた結果、パイプ椅子をレンタルすることに。パイプ椅子で「オープン」とはできないので、「プレオープン」という名前に変えて、神戸にできる小さな店を生むことになりそうです。
はたまた。
工事の方は、順調に進んでいるはずと思っていた、神戸の店でしたが。
冷蔵庫をキッチンに納め、「よし!いよいよ、ここから!」という日に、、、事、事件発生…。。。
なんと、店の床下で水漏れが発生している、という連絡が入りました。
うむむ……
マメヒコは、何かと水難がつきものです…。。。。
今まで作ったどの店も、水難に合っている。。。
なぜか、いつも、試練のように、私たちに降りかかってきます…。。。
=================
孟子に、こんな言葉があります。
「天の大任を是のヒトに降さんとするや、必ず先づ其の心志を苦しめ、其の筋骨を労し、その体膚を餓えしめ、其の身を空乏し、行ひ其の為すところに仏乱せしむ。心を動かし、性を忍び、その能くせざる所を曾益せしむる所以なり」
「神々が、その人に何らかの使命を与えようとするときは、必ず先にその人を苦しめる。どのように苦しめるかというと、まず、志が挫折するような事態を起こし、その人の心を苦しめる。
そして、過剰な肉体労働を強いて体力を使い果たさせ、餓えに苦しませ、その身を極貧暮らしにまで追い落とし、その人の行おうとすることに、ことごとく反する事態を招き起こす。」
そして、
「それを乗り越えたとき、はじめて天は、その人に、使命を与える。」
私たちにふりかかる試練は、
いつでも何か意味があるのでしょう。
何かを、ぐっと乗り越えたとき、
店は、ようやく店となり、
人は、ようやくその人、に。
チームは、ようやく、チームらしく、なるのかもしれません。
=================
こちらも、いつものことですが、
マメヒコの常連のみなさまは、今日も総出で、店づくりを手伝ってくれています。
みんな、貴重な仕事の休みの日に、実費で神戸まで来てくれて。
一緒に店の壁に、和紙を貼ってくれています。

さて、この様子をみて、るるさんからお便りが届きましたので
最後に、紹介します。
=================
「ともちゃん、こんばんは。
井川さんは、赤ちゃんから年配者までいるコミュニティ作りを、デザインしていらっしゃいますね。
戦後の日本社会は、それとは逆で、世代ごとに世の中がデザインされてきた感じがします。
老人は老人会。
戦後、ご老人は、最初は渋って老人会に出向かず。でも、無理矢理参加したら、まずまず楽しかった。
そのころから、公民館も出来て。
公民館は、自主グループが活動する場所となりました。これらは、世代的に横割り、ですね。こうやって、今の社会が創られて行ったんだなあ、と思います。
一方で、知人のお寺の年中行事のお手伝いなんかは、年寄りから赤ちゃんまでいて。全員、共に年を取り、仕事も、気持ちも、次世代が引き継いでいく感じがあって。
新しい命も生まれるし、年老いた方々が亡くなるし。命のバトンタッチと文化の継続を感じます。
いかひこ塾は、横割りではなく、いろんな年齢の方がいらっしゃいます。そして、異年齢の方々と作業を一緒に出来るところが、よいなと思います。
誰かと一緒に、何かに取り組むことで、その興奮を共有する。
一緒に身体を動かしたあとは、一緒に何かを食べて、和合する。
昔々の家庭や地域が持っていた喜びを、いかひこ塾が持っていると感じます。
私自身も、若い人たちと関わることで、自分が老いたことをようやく自覚しています。そして、自分が若いときにした体験を、あなたたちを通して、咀嚼することができています。
今日も、井川さんをはじめ、いかひこ塾の皆さんに、驚かされています。
神戸の和紙を貼る仕事に、みなさんが手を上げられたり。
私が、マメヒコの商品について尋ねたことに対し、他のお客さんがお返事くださり。
やっぱり、マメヒコは、誰がスタッフなのかわからないな、と思いました。
それは、それぞれが勝手にやられてるのではなく。
井川さんから役割を与えられて、各々がそれを担っておられるから。
出しゃばる人もいなく、ほどよく、ちょうどよく回っていますね。
このコミュニティの姿に、今日も、本当に驚きながら。
井川さん、みなさん、また自分自身のことを見ております。」