MAMEHICO紫香邸/群馬・桐生

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□MAMEHICO紫香邸とは

2023年秋。MAMEHICOは群馬県桐生市にある昭和初期の邸宅を譲り受け、古き良き建物を守りながらカフェとして利用していくこととなりました。

桐生は、「西の西陣、東の桐生」と称される日本最高峰の絹織物を作り出した街です。街を歩くとそこかしこに、蔵造りの商家や三角形が幾重にも連なるのこぎり屋根など歴史薫る建物があります。MAMEHICO紫香邸は、桐生が岡遊園地近くの山間の住宅地にあります。

□利用目的 

・メンバーシップ制のイベントカフェ

月会費1,000円のメンバーを募り、お店とメンバーで運営していく、メンバーシップ制のイベントカフェとして開店します。現在、紫香邸のメンバーも募集中です。

・地元生産品を中心とした食材を活かし、安全で安心な食を提供します。

・文化的価値を創生できる場として

古民具骨董市買場紗綾市楽市蓙座など市の多い桐生。人が多く集まる場所として、物品交換会やワークショップなどを行います。

□紫香邸の名前

5月に咲く花を代表する藤と桐は、どちらも紫の花をつけ強い香りがします。桐は不死鳥、鳳凰が止まる唯一の木と言われ、また藤はマメ科の植物で、鬼が嫌うことから、「病魔退散」との願いも込められてきました。

未来永劫発展するようにという願いを込めて、MAMEHICOは、藤と桐をロゴとして使っています。邸宅が桐の木が良く生える桐生の地にあることから、紫香邸と名付けました。

クラウドファンディング実施中

□ 資金の使い道
紫香邸は、築90年の日本家屋。
調査をすすめていくと、修繕箇所が、想定以上に次々と見つかりました。そして、今後も維持していくために修繕が必要な箇所は、更に見つかるだろうと考えています。ですので、集めた資金は、紫香邸の修繕費用として使います。目標金額は100万円、9/30まで募っています。

例)
・シロアリ被害の修繕工事
・破損した水道管の修繕
・割れている窓ガラスの入れ替え
・門扉の修繕
・粗大ゴミの処分費

現在、キッチン・トイレの改修を行っているところです。キッチンの壁の塗装など、自分たちの手で行えることは積極的に行い、徹底的に、修繕費の削減は行っていきます。資金のご支援でも、現地でのお手伝いでも、ご協力賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

□一口 10,000円
1万円以上ご支援いただいた方には、特製グラノーラを差し上げます(お渡しは10月末予定)

□なぜ、維持するのか?
紫香邸は、とある裕福な一家が、昭和前期に建てた家です。
家族が暮らした後、骨董屋さんがお店として使っていましたが、高齢のために店じまいすることに。家の解体も選択肢にあったようですが、ご縁あって、MAMEHICOのお店としてやることになりました。

戦前の腕の良い大工さんが作ったのでしょう。とても造りの良い家屋で、家の中を歩いていても、傾きや軋みはありません。季節も考えられた設計で、夏は風が吹き抜けるように、冬は客間である2階の小部屋に、1階の暖気がいくように。かつては、家族用・客人用・お手伝いさん用、と、お手洗いが3箇所もあった、広い日本家屋ですが、快適に暮らしやすいように、隅々まで行き届いているのです。

古い日本家屋は解体してしまうほうが、維持するよりも、はるかに容易です。高額に思える解体費用の方が、修繕費用よりも結果的に安く済むでしょうし、手間だってかかりません。修繕した方が良いな、と感じるものが次々に見つかります。

だからといって、解体を選んだら、失うものばかりです。今の時代に合わせて、みなさんのご協力を仰ぎながら、一人一人が出来ることを組み合わせていく。そういった形でなら、古き良きものを維持していくことが出来るのだと思います。

そして、日本家屋の存続の危機がある!とそのイデオロギーだけを唱えたいわけではありません。MAMEHICOは、私たちの考えに共感してくれるヒトを、全国から探し集めて、メンバーシップ制としています。都会に住むヒトも含めて、様々なヒトが複合的に関わって、楽しく集うことで、生まれる可能性もあるでしょう。紫香邸の維持は、挑戦でもあり、ひとつの希望なのではないかと考えています。

□支援方法について
1、全店舗での店頭にて
2、現金書留でお店に送る
宛先 〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-20-4
カフエマメヒコ三軒茶屋店 井川啓央 宛
3、クレジットカードにて
下のボタンから、お手続きください。

□紫香邸へのアクセス

〒376-0056 桐生市宮本町3丁目6−30 JR桐生駅から車で5分