MAMEHICO紫香邸/群馬・桐生

手入れを、
続ける。

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□MAMEHICO紫香邸とは

2023年秋。MAMEHICOは群馬県桐生市にある昭和初期の邸宅を譲り受け、古き良き建物を守りながらカフェとして利用していくこととなりました。 桐生は、「西の西陣、東の桐生」と称される日本最高峰の絹織物を作り出した街です。街を歩くとそこかしこに、蔵造りの商家や三角形が幾重にも連なるのこぎり屋根など歴史薫る建物があります。MAMEHICO紫香邸は、「桐生が岡遊園地」近くの山間の住宅地にあります。

□利用目的

・メンバーシップ制のイベントカフェ

月会費1,000円のメンバーを募り、お店とメンバーで運営していく、メンバーシップ制のイベントカフェです。現在、紫香邸のメンバーも募集中です。

・安全で安心な食を提供します。

地元生産品を中心とした食材を活かした、メンバー限定の食事会などのイベントも開催しています。

・文化的価値を創生できる場として

「古民具骨董市」や「買場紗綾市」、「楽市蓙座」など市の多い桐生。人が多く集まる場所を目指しています。

□営業日

原則的に、金土日月 11:30〜17:00 詳細は、Instagramをご確認ください。

□紫香邸へご招待

2024年9月16日の敬老の日に、平成生まれ100名にお茶と甘味を無料提供する「MAMEHICO紫香邸へご招待」を開催します。
古民家を改修したカフェである紫香邸は、若い世代に、旧き良き時代の文化を体験してもらう目的を持って始めたものです。そこで、平成生まれの方を対象に、特別な一日を設けることにしました。
このイベントを通じて、年配のお客さんと若いお客さんがひとつの場所で交流を持てる機会を作りたいと考えています。老若男女、みなさまのご来店をお待ちしております。

日時:2024年9月16日(月・祝)
営業時間:11:00~18:30
※通常の営業時間とは異なります。

□紫香邸(しこうてい)の名前

5月に咲く花を代表する藤と桐は、どちらも紫の花をつけ強い香りがします。桐は不死鳥、鳳凰が止まる唯一の木と言われ、また藤はマメ科の植物で、鬼が嫌うことから、「病魔退散」との願いも込められてきました。 未来永劫発展するようにという願いを込めて、MAMEHICOは、藤と桐をロゴとして使っています。邸宅が桐の木が良く生える桐生の地にあることから、紫香邸と名付けました。


□なぜ、維持するのか?

紫香邸は、とある裕福な一家が、昭和前期に建てた家です。家族が暮らした後、骨董屋さんがお店として使っていましたが、高齢のために店じまいすることに。家の解体も選択肢にあったようですが、ご縁あって、MAMEHICOのお店としてやることになりました。

戦前の腕の良い大工さんが作ったのでしょう。とても作りの良い家屋で、家の中を歩いていても、傾きや軋みはありません。季節も考えられた設計で、夏は風が吹き抜けるように、冬は客間である2階の小部屋に、1階の暖気がいくように。かつては、家族用・客人用・お手伝いさん用、と、お手洗いが3箇所もあった、広い日本家屋ですが、快適に暮らしやすいように、隅々まで行き届いているのです。

古い日本家屋は解体してしまうほうが、維持するよりも、はるかに容易です。高額に思える解体費用の方が、修繕費用よりも結果的に安く済むでしょうし、手間だってかかりません。修繕した方が良いな、と感じるものが次々に見つかります。

だからといって、解体を選んだら、失うものばかりです。今の時代に合わせて、みなさんのご協力を仰ぎながら、一人一人が出来ることを組み合わせていく。そういった形でなら、古き良きものを維持していくことが出来るのだと思います。

そして、日本家屋の存続の危機がある!とそのイデオロギーだけを唱えたいわけではありません。MAMEHICOは、私たちの考えに共感してくれるヒトを、全国から探し集めて、メンバーシップ制としています。都会に住むヒトも含めて、様々なヒトが複合的に関わって、楽しく集うことで、生まれる可能性もあるでしょう。紫香邸の維持は、挑戦でもあり、ひとつの希望なのではないかと考えています。

□アクセス

〒376-0056 桐生市宮本町3丁目6-30 JR桐生駅から車で5分

□イベント

説明会、且坐喫茶(シャザキッサ)などのイベントを開催しています。「紫香邸へご招待!」も、以下ボタンよりご予約頂けます。

□ご支援受付しております

「紫香邸へご招待!」というイベントを行うにあたり、ご支援金の受付をしています。MAMEHICOの取り組みや、今回の企画に賛同していだける方は、ぜひご支援いただけると大変心強いです。