MAMEHICOのミカです。
先日、数年ぶりに味噌会を開催しました。
本来、その会で味噌を仕込もうと計画していましたが、
実際には味噌仕込みは見送りになってしまいました。
というのも、味噌の材料として欠かせない
「糀(米に麹菌を培養した、発酵食品)」を、
この日に向けて仕込んでいたのですが
発酵が思ったように進まず、糀が完成しなかったのです。
「はぁ〜味噌会に間に合わせられなかった…」
と落胆している私に
「生き物とはそういうもんだ。
生き物を扱ってるんだからそういうこともある」と、井川さん。
あぁ、本当にそうだよなぁ、と。
都会の暮らしでは、ともすると、なんでも人の手で
コントロールできるかのような気になってしまいます。
自分の思ったように、何事も進められると勘違いをしてしまう。
でも、そうとは限らないということを、生き物に気付かされます。
手をかけることで、筋道をある程度立てることはできても、
思ったように進むとは限らない。
生き物である以上全てをコントロールすることはできないので、
焦っても、進まない時は進まないし、
手を加え過ぎてむしろ事態を悪化させることだってあります。
そういうことは、ハタケマメヒコに通っていた時にも体感してきました。
どんなに手を尽くしても悪天候が続けばうまく育たないし、
かと思えば、たいして苦労せずに大豊作!ということもある。
変化することにも、しないことにも一喜一憂しすぎない。
自分でどうにかできることはやっても、
「あとはなるようになるさ」という軽やかな気持ちを
持っておかなきゃいけませんね。
ついついなんでも深刻に捉えがちな私は、
そういうことに触れるたびに反省するのです。